生活の知恵袋 YOSEMITE

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納豆菌による水の浄化方法!発展途上国に日本の水浄化技術を!

      2018/07/16



発展途上国にはまだ飲み水・調理用水に事欠く人々が約40億人います。
上水道が普及していないので、藻(アオコ)類が生えた貯め池の水、生活排水・家畜のし尿が流れ込む濁った河川の水を、“生活するためには利用せざるを得ない”のです。

この様な発展途上国の劣悪な水事情をつぶさに見て、協力の手を差し伸べ結果としてビジネスにつなげた日本企業を2例紹介しましょう。

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例1:納豆菌をヒントに開発された水質浄化剤(日本ポリグル株式会社)

納豆菌のネバネバ成分から商品化

水の浄化に納豆菌の持つネバネバ成分が良いのではと考え、調査研究の結果、ポリグルタミン酸にたどり着きました。

当時市販のポリグルタミン酸は高価だったので、ネバネバを大量に作り出す納豆菌の開発に成功し、「PGα21Ca」を商品化しました。

発展途上国で好評

2004年のスマトラ沖のマグニチュード9.1の地震で被害を受けたタイで、飲料水に使えるという効果を確認しました。更にメキシコ・バングラディッシュにサンプルを提供し評判が良いことが分かりました。

また今では先進国のオーストラリア・カナダ・中国で工場の排水処理にも使われています。

#140 未来ビジョン 安心して飲める水が世界を救う

BOP(Base of Economic Pyramid:低所得層)ビジネスモデルに注目!

ムハメド・ユヌスはバングラディッシュの経済学者で“貧者の銀行”(貧困層向け小額融資銀行)を設立し、貧困にあえぐ人々に融資して、貧困から抜け出す手助けをして2006年ノーベル平和賞を受賞しました。

世界の調査対象人口の72%を占める約40億人が年間3,000$以下の低所得者層です。

しかしそのマーケットは5兆$(600兆円)にもなります。一人当たり所得が少なくても集まれば大きな市場になるのです。

水はただで手に入るものと考える人に、汚れた水1Lに2~3mg、1M3(1トン)に2~3gの「PGα21Ca」の粉末を入れるだけで、浄化されるので、お金を払っても買いたいと思わせるよう、現地の販売女性を雇って実演販売する手法を取りました。

また「PGα21Ca」は天然物由来の製品なので無害で安全で、しかも沈殿物の中に細菌などが殆ど取り込まれるので、一石二鳥なのです。
販売女性も歩合給で、販売量が増えれば給料が上がるシステムにした結果、販売量が増え事業が軌道に乗りました。
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