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「葬式はしないで欲しい」と親の遺言あり‥火葬のみは可能?

      2017/10/14



この間、両親に
 
「私達が死んだら、お葬式はしなくていいからね」
 
 
と言われました。
 
筆者としては、とても複雑な思いです。
 
親が亡くなったら……きちんとお葬式をして見送ってあげたい。
 
子供なら、誰でもそう思っているはずです。
 

  • 仮に、お葬式をしないとすれば、どうやってその後を進めていけば良いのか?
     
  • 火葬のみというやり方は可能なのか?
 
今回は、筆者の様に、親から、あるいは、大切な人から
 
「お葬式はしないでほしい」
 
と、遺言を残された場合にどうすれば良いのか等を一緒に考えていきたいと思います。
 
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お葬式をしないのは可能?その場合の流れはどうなる?

今の日本ではお葬式の義務はありません。
 
人が亡くなった際にすべきことは、「役所に死亡届を出すこと」だけです。
 
ですから、
 
「お葬式はしないで、死亡届を提出し、火葬式のみを行う」
 
というやり方も、可能なのです。
 
 

お葬式なしで「火葬のみ」を実施するときの流れ

 
 
  1. 病院で、エンゼルケアという遺体処理を行って貰う。
     
  2. そのまま葬儀社を頼む。
     
  3. 遺体を棺に安置する。
     
  4. 火葬場の手配や死亡届等の提出をする。
     
    ※ 死亡届の提出は、死亡してから7日以内と定められています。
 
この様に、葬儀を行なわず、火葬のみで済ませるというやり方を「直葬」と言います。
 
近年、直葬のみで済ませるという人が増加傾向にある様です。従来の「お葬式」という形式にこだわらない人達が増えた事が大きな理由だと考えられます。
 
では、こうしたやり方のメリットとデメリットをあげてみましょう。
 
 

お葬式なしで「火葬のみ」を実施するときのメリットとデメリット

 
メリット
 
  • まず、お金がかからない。
  • 香典返しをする必要がない。
  • 参列者の対応をしなくて良い。
デメリット
 
  • 全て、自分でやらなければいけないので大変。
  • 親族に対して事前にきちんと説明する必要がある。
  • 参列を希望される方から不満が出ることもある。
 
直葬には、メリットがある分、上記のようなデメリットがあるということも、しっかり覚えておきましょう。
 
特に、親族や参列を希望される人には、きちんとした理由を説明する必要がありそうです。また、全ての手続きを自分で実施しなければならないのです。
 
では、それらの手続きはどのくらい大変なのでしょうか? 次章で直葬の手順をご紹介します。
 

お葬式をしない選択をした後の手順

 
直葬の手順は以下の通りです。
 
  1. 医師の死亡診断書を持って役所へ行く。
     
  2. 死亡届に記入捺印をする。
     
  3. 死亡届と死亡診断書を役所に提出する。
     
  4. 火葬許可証を受け取る。
     
  5. 火葬場を予約する。
     
  6. 火葬場で直葬する。
 
ここで終了です。
 
直葬するとなると、これらのことを全部自分でやらなくてはいけません。
 
死亡届の提出は、死亡してから7日以内と定められているので、期限内にきちんと実施する必要があります。
 
私達は普段、一人の人間の死亡に伴う色々なことを専門の人に、ほぼ全て任せているので、目に見えないところで何をしているのか、どういった手順で行なっているのか等、知らない事が多かったのですが、こうして見てみると、
 
自分だけで(しかも、期限内に)行うのは、なかなか大変なことが分かります。
 

一般的なお葬式と直葬で、費用はどれくらい違うのか?

あなたが気になるテーマとして、お葬式の「費用」があると思います。
 
一般的な形式の葬儀を行う場合、200万円前後の金額が必要だと言われています。
 
では、直葬をする場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか?
 
  • 葬儀社に手続きをしてもらう場合
    葬儀社に依頼、遺体を病院から火葬場に運んでもらい、火葬のみを行ってもらう場合で「20万円前後」
     
  • 自分で全て手続きする場合
    自分で(自家用車を使用し)、遺体を病院から火葬場に運び、自分で火葬のみを行う場合で「10万円前後」
 
直葬は、非常にシンプルな葬儀である為、葬儀社に頼んだとしても、費用は一般の葬儀に比べて10分の1くらいになります
 
※最近では、小売業界のAEONが14万8000円で追加料金無しの火葬式を行っているらしいのですが、格安をうたうところのプランの中には、葬儀を行うのに必要な物品やサービスが含まれておらず、追加料金が発生することも有りますので、注意が必要です。
 
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