やったー! と思いきや・・・ 「100万円を振込みますので、領収書を発行して下さい。収入印紙の貼りつけも忘れずにお願いします。」 と工務店さんから依頼。100万円の領収書?収入印紙?? ・・・何をどうすればいいのでしょうか? 主婦の私の日常生活では、領収書を発行することも、収入印紙を使うことも皆無です。 そんなわけで、早速、100万円の領収書と収入印紙について詳しく調べました。
- 100万円の領収書に貼る収入印紙はいくら?
- 消費税抜き?込み?どちらの金額で考えるの?
- 収入印紙は、貼りつける文書によって金額が違うらしい。請負の場合はどうすればいいの?
- 100万円用の収入印紙はコンビニで買える!
- 収入印紙を間違った!どうすればいい?
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目次
100万円の領収書に貼る収入印紙はいくら?金額一覧
収入印紙って、切手に似ているアレですよね。まさか自分の日常生活のなかで、収入印紙を買う機会がやってくるとは思ってもいなかったのですが、 調べると、今まで知らなかったことがたくさんありました。 まずは、100万円の領収書に貼る収入印紙についてご紹介します。印紙デザイン変わったな! pic.twitter.com/f5CKvlA5ck
— golden eagle (@_tombows) 2018年10月22日
100万円の領収書に貼る収入印紙代をご紹介!
収入印紙について調べていくと、収入印紙は国税であることがわかりました。 世の中には”税金が課される文書”というものがあり、文書の作成者が収入印紙を貼ることで、納税する仕組みになっています。 金額によって収入印紙の額もかわります。
売上代金の受取額の収入印紙代 | |
金額 | 収入印紙代 |
5万円未満 | 非課税(収入印紙は必要ありません) |
5万円以上 100万円以下 | 200円 |
100万円超 200万円以下 | 400円 |
200万円超 300万円以下 | 600円 |
300万円超 500万円以下 | 1,000円 |
500万円超 1,000万円以下 | 2,000円 |
売上代金以外の受取書の収入印紙代 | |
5万円未満 | 非課税 |
5万円以上 | 200円 |

収入印紙が必要なのは、具体的にどんなとき?
収入印紙が必要な文書は、実は20種類もあります。 先ほどの表でもご紹介した、『金銭又は有価証券の受取書、領収書』という、私たちの生活に身近な文書についてご紹介します。- 領収書
- レシート
- 預り書
- 受取書 など
- 『資産を譲渡することの対価』 → 例)ジュースを売ってお金を受け取った
- 『資産を使用させることの対価』 → 例)音楽スタジオを1時間貸してお金を受け取った
- 『役務を提供することの対価』 → 例)ハウスクリーニングサービスをしてお金を受け取った
- 借入金
- 保険金
- 損害賠償金 など
消費税分は白黒つけなきゃ損!税込108万円の収入印紙の場合
先ほどの表で見た通り、収入印紙の額は、文書に書かれている金額で決まります。 100万円と記載された領収書の場合は200円ですが、税込み108万円だと400円ですよね。 たった200円とはいえ、間違って多い金額の収入印紙を貼ってしまったら悔しい!
収入印紙が必要で、消費税を気にする必要があるのはこんなとき!
国税庁のホームページから、消費税を気にする必要があるのは、この3パターンの文書だということがわかりました。消費税抜き?込み?判断例をご紹介
国税庁のホームページには、このように記載されていました。
- 「請負金額108万円のうち、消費税額等8万円」→税抜金額の100万円分の収入印紙200円
- 「請負金額108万円。税抜き価格100万円」→税抜金額の100万円分の収入印紙200円
- 「請負金額108万円(消費税等8%含む)」→税込金額の108万円分の収入印紙400円
- 「請負金額108万円(消費税等含む)」→税込金額の108万円分の収入印紙400円
- 「酒代48,000円、消費税額等3,840円、合計51,840円」→非課税
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領収書とは異なるから要注意!請負に関する契約書の場合
先ほど、”請負”をわかりやすくイメージするために”外注”という例を出しました。

請負ってどんなお仕事?
請負とは、このような仕組みのお仕事です。- お仕事を請け負った人→依頼通りに仕事を完成させる
- お仕事を注文した人→仕事を完成させた対価として、お金を支払う
- 工事請負契約書
- 工事注文請書
- 広告契約書 など
- プロ野球選手の専属契約
- 映画俳優の専属契約 など
請負の契約書にかかる収入印紙額
冒頭でご紹介した”金銭又は有価証券の受取書、領収書”の非課税金額は5万円未満でしたが、 請負の契約書の非課税金額は1万円未満となっています。金額 | 収入印紙代 |
1万円未満 | 非課税 |
1万円以上 100万円以下 | 200円 |
100万円超 200万円以下 | 400円 |
200万円超 300万円以下 | 1,000円 |
300万円超 500万円以下 | 2,000円 |
500万円超 1,000万円以下 | 1万円 |
1,000万円超 5,000万円以下 | 2万円 |
5,000万円超 1億円以下 | 6万円 |
1億円超 5億円以下 | 10万円 |
5億円超 10億円以下 | 20万円 |
10億超 50億円以下 | 40万円 |
50億円超 | 60万円 |
契約金額の記載のないもの | 200円 |


さあ収入印紙を用意しよう!100万円用なら一部コンビニでも手に入るよ!
収入印紙は、どこで買うことができるのでしょうか? 切手に似ているので、コンビニでも買えそうな予感♪

収入印紙が打っている場所はココ!
収入印紙は、郵便局の他に”切手類販売所”や印紙売りさばき所”という看板が出ているお店で買うことができます。- コンビニ
- タバコ屋さん
- 金券ショップ
- 法務局
- ヤフオク
- アマゾン
- 楽天
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- 収入印紙を多く貼ってしまった
- 文書の内容に間違いがあり、文書を作成しなおすことになった など
まとめ
100万円の収入印紙について、詳しくご紹介してきました。 ポイントをまとめてみます。- 収入印紙は、文書の目的や記載されている金額によって貼り付ける金額が変わる
- 売上代金100万円の領収書に貼り付ける印紙は200円
- 消費税額が簡単にわかるように記載されている文書は、消費税抜きの金額で収入印紙代を判断する
- 請負に関する契約書は、売上代金の領収書よりも非課税金額が低い
- 200円の収入印紙は、コンビニでも手に入る
- 金額の大きい収入印紙は、郵便局か法務局で買うことができる
- 収入印紙を間違って貼りつけてしまった場合は、還付や返金をしてもらえる

