我が家ではなめこを常備しているのですが、冷蔵庫の奥から出てきたのがいつ買ったか定かではなく、袋に賞味期限も書いてないので食べても大丈夫か迷いました・・・。
真空パックのように包装されていたので、未開封ならすぐには腐らないと思っていたのですが、開封してみると酸っぱい臭いなのでちょっと怪しそう・・・。
なめこの賞味期限はどれくらいなのかなどの疑問を調査したので、ご紹介します!
- 生のなめこの賞味期限は未開封・開封後で何日ぐらい?保存場所別に調査(常温・冷蔵庫・冷凍)
- 調理後で日持ちするなめこ料理はあるの?
- 腐るとどうなるの?食べられない状態の見分け方
- 長持ちする正しい保存方法
スーパーでは、ほとんどのキノコ類は冷蔵コーナー以外の場所にありますが、なめこは冷蔵コーナーにあるので、やはり腐りやすいのでしょうか?
今回はなめこを食べられる期間だけではなく、「作り置きできる料理はあるか?」、「腐るとどうなるのか?」なども確認します。
なめこを無駄なく食べ切るための情報をご紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい!
こんな記事もおすすめ!
目次
なめこの賞味期限は何日ぐらい?常温・冷蔵・冷凍による違いを調査
近くのスーパーを数軒回ってみたのですが、やはり生のなめこには、賞味期限が書かれていませんでした。
オイシックスでも「お早めに」との説明だけで賞味期限は記載されていませんでしたが、一部の通販サイトでは賞味期限が表示されている商品がありましたので紹介します。
商品名など | 賞味期限 | 引用元 |
栽培なめこ | 冷蔵庫:3日 | うるしやま果樹園 |
天然なめこ | 冷蔵庫:発送日を含めて4日 | わかば屋 |
栽培なめこ | すぐに食べてほしいが 冷蔵庫:最長1週間 | 角仲林業 |
塩蔵なめこ | 冷蔵庫:約1年 | 奥会津旬彩館 |
缶詰のなめこ(水煮) | 常温:3年 | 天狗缶詰 |
缶詰以外の賞味期限は、冷蔵庫で1週間以内ですね。「塩蔵」という高濃度の塩で漬けた商品だけは、長期保存可能でした。
常温・冷凍での保存が可能とされている商品はありませんでしたが、”貯蔵温度が生のなめこ含まれる脂質に与える影響”を実験した論文がありました。「*ナメコ貯蔵中における脂質変化に対する温度の影響」
常温と冷凍で保存したときのなめこの変化がわかりやすかったので、ご紹介します。
常温(20℃)
- 4日で異臭がし、黒っぽく変色
- 6日で全体が変色し、強い異臭があるので完全に腐っている
冷凍(-25℃)
5か月後でもさまざまな数値に変化がなく、冷凍で長期保存できる可能性がある
この研究結果からもわかるように、生のなめこは常温保存に向かないことがわかりますね。
上記の冷凍温度は-25℃で、家庭の冷凍庫は-18℃~-20℃ほどが一般的です。
実験のとおり5ヶ月もの長期間保存で風味が落ちないかははっきりしませんが、冷凍はできるとわかりました!
冷凍での日持ちは?
家庭用冷凍庫での冷凍保存は、多くの食品が2週間~1ヶ月ほどの日持ちとなります。
1ヶ月以上保存しても腐らない場合がありますが、冷凍やけや臭いうつりで風味が落ちるので、生のなめこを冷凍する場合も、1ヶ月を目安に食べ切るようおすすめします。
保存方法については、後ほど「なめこの正しい保存方法!冷蔵庫や冷凍庫で長持ちさせるコツとは?」でご紹介します。
なめこに賞味期限が書かれていない理由
スーパーではなめこを含む野菜コーナーの商品をチェックしてみると、ほとんどに賞味期限が書いていないことに気づきました。なぜなのでしょうか?
食品表示法などを調べたところ、キノコ類や生鮮野菜には、賞味期限の表示義務がありません。
賞味期限の表示義務がない理由は公表されていないのですが、下記のような理由が予想できます。
- キノコ類や生鮮野菜は、収穫後も生きて成長し続けている
- 流通過程やお店での陳列環境によって、鮮度が左右される
- 個体ごとに成長の度合いが違う
- 商品全体で賞味期限○日と決められない
開封後も賞味期限までは食べられるの?
賞味期限の意味を農林水産省のホームページで調べると、「未開封で保存方法を守った場合の、美味しく食べられる期間」となっています。
*ちなみに、消費期限は「未開封で保存方法を守った場合の、安全に食べられる期間」です。
缶詰のなめこは賞味期限が3年と長かったですが、下記の点にご注意下さい。
- 期限内でも腐る可能性がある:開封後・保存方法を守らない場合
- 期限切れでも食べられる可能性がある:未開封で保存方法を守っている場合
賞味期限は目安で、実際に食べられるかどうかは保存環境などで左右されます。
賞味期限内に食べるのがおすすめですが、期限に関係なく自分で状態をチェックするのも忘れないようにしましょう!
次に、調理後のなめこ料理がどれくらい日持ちするのかも調べてみました。
こんな記事もよく読まれています
調理後のなめこの日持ち期間を比較!作り置きしやすい料理はどれ?
なめこの味噌汁を作って1時間も経つと、ぬめりが汁に溶け出してしまいます。
腐ってはいなくても見た目が悪いので、食べる直前になめこを入れ、すぐに食べ切るようにしていました。
おなじようにぬめりが原因で見た目が悪くなる料理が多いので、「日持ちしない食材」とお考えの方も多いと思います。
そこで、料理法によって何日ぐらい持ちするのかを、口コミなどで調査してみました。
「すぐに食べる方が良い」という声が多数でしたが、見た目が気にならないのであれば、数日間は保存できる可能性があります。
料理法 | 日持ち(目安) |
炒める(なめこパスタなど) | 常温で作ってすぐ~冷蔵庫で2日 |
和える(大根おろしとなめこの和え物など) | |
煮る(なめこの佃煮など) | 常温で作ってすぐ~冷蔵庫で3日 |
茹でた状態で保存 | 冷蔵庫で3日以内 |
*なめこに合わせる食材によりますが、冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする場合もあります。
ご紹介した日持ちは目安で、料理方法や保存環境によっては、数時間で腐ってしまうこともあります。
真夏になめこと豆腐の味噌汁を作って、蒸し暑い場所に放置したところ、1時間ほどで変な臭いがした経験があります。
なめこを使った作り置きできるレシピが無いかも調べたところ、冷蔵庫で10日ほど日持ちする「醤油煮」を発見しました。
なめこの醤油煮 レシピ
- なめこを水洗いする
- 鍋になめこを入れ、なめこがひたるくらいの水も入れる
- 弱火で沸騰させる
- 醤油・酒・みりんを入れ、再沸騰したら出来上がり!
- 清潔な保存容器にうつし、粗熱を取る
- フタをして冷蔵庫で保存
*醤油・酒・みりんの割合はお好みでOKですが、甘めがお好みなら【1:1:1】の割合で、塩味を強くしたいなら醤油を多めにして下さい。
大根おろしと和えてもOKですが、どんな味ともなじみが良いので、豆腐・肉・魚などのソースにも使えます!ぜひお試し下さい。
日持ちせず、作り置きできるレシピもあまり無いとなると、なめこは状態を見極めながら早めに食べる方が良い食材ですね。
次になめこが腐るとどうなるのかをご紹介するので、食べてはいけないなめこの見分け方もご一緒に確認しておきましょう!
こんな記事もよく読まれています
なめこは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方や目安がコレ!
なめこが腐ると異臭がしますし、見た目も変化します。
見た目
- パックの中の水分が泡立っている
- ぬめりが無くて水っぽい
- カビ
- 全体的に溶けたように柔らかい
- 黒色に変色
臭い
- 酸っぱい臭い
- カビの臭い
酸っぱい臭いの原因は、なめこが持っている乳酸菌の発酵です。
食べても大丈夫な変化ではあるのですが、乳酸菌発酵したなめこを料理に入れると、料理全体が酸っぱくなってしまいます。
味の感じ方は人それぞれですが、私は酸っぱいなめこを食べた瞬間に、吐き出すくらい不味かったです。無理をして食べないで下さいね。
美味しくて新鮮ななめこの見分け方
私は小さな商店や露店の八百屋さんなどで、怪しい状態のなめこが売っているのを見たことがあります。
せっかく買っても、すぐに腐るのでは悔しいですよね。美味しいなめこの見分け方もチェックしましょう!
真空パックのような袋入りのなめこ
- パックの中が濁っていなくて透明
- 空気が入っていない
石づきがついているなめこ
- 色がきれいな茶色
- カサにツヤがあって丸い形
- 全体的にハリがある
- 柄の色がきれいで、ハリがある
「袋入りのなめこ」と「石づきがついているなめこ」は何が違うの?
- 袋入りのなめこ:収穫後に石づきをカットして水洗いしたもの
- 石づきがついているなめこ:収穫したままの状態で、水洗いもしていない状態のもの
「石づきがついている=天然もの」ではありませんので、ご注意下さい。
石づきがついている方がなめこの風味があり、食感も良いです。
美味しいなめこの選び方が分かったので、最後に保存方法も確認しましょう!
こんな記事もよく読まれています
なめこの正しい保存方法!冷蔵庫や冷凍庫で長持ちさせるコツとは?
なめこは常温ではなく、冷蔵庫か冷凍で保存します。
2~3日で食べ切る分は冷蔵でOKですが、食べきれないと分かっている分は早めに冷凍するのがおすすめですよ!
冷蔵庫での保存方法
すぐに料理に使えるように水洗いしてから保存したくなりますが、実はなめこを含むキノコ類を水で洗うと、風味が落ちてしまいます。
長持ちさせるコツは温度管理ですので、袋入りのなめこと石づきがついているなめこに分けてご紹介します。
真空パックのような袋入りのなめこ
未開封のままチルド室に入れて下さい。一度開封して使い切れなかった分は雑菌などが付着している可能性もあるので、下記の方法で保存します。
- 鍋に水と残ったなめこを入れる
- 弱火で沸騰させる
- 30秒ほど茹でてザルにあげ、水にさらす
- 水切りをして、清潔な保存容器に入れる
- チルド室に入れて、2~3日を目安に使い切る
石づきがついているなめこ
- 買ってきてすぐに袋から出す
- 石づきごとキッチンペーパーに包む
- 保存袋(ビニール袋でもチャックつきの袋でもOK)に入れて封をする
- チルド室に入れる
- 残った分は、キッチンペーパーを替えて同じ方法で保存する
食べる直前に、目に見える汚れを手で取り除いて料理をします。細かいおがくずがついている場合は取り切れないので、軽く水で洗い流しましょう!
冷凍での保存方法
袋入りのなめこは、未開封で袋ごと冷凍可能です。
半分に折り曲げて冷凍すると、料理に使う量も調整しやすくて便利ですよ!
石づきがついているなめこは、下記の方法で冷凍なさって下さい。
- 石づきを切り落とす
- 手で取れる汚れを取る
- 手で取れない汚れは、軽く水で洗い流す
- 食べる分ずつ、ジップロックのような密閉できる保存袋に入れる
- 空気を抜いて密閉し、保存袋ごと新聞紙に包む(*ポイント!)
- 冷凍庫に入れて、完全に凍ったら新聞紙を取りはずす
全体を水で洗うと旨みが出てしまうので、水で洗う部分は必要最低限にするのがおすすめです!
袋入り・石づきがついているタイプどちらも、解凍せずにそのまま料理してOKです。
新聞紙に包んで冷凍した方が良い理由
なめこの旨みや栄養は、細胞に包まれています。
新聞紙で包んでゆっくり冷凍すると、なめこの中の水分が大きな氷に粒になって細胞を破壊してくれるので、旨みや栄養が出やすくなります。
石づきがついているなめこは袋入りの商品よりも旨みが強いので、最大限に引き出しましょう!
保存したなめこの美味しい調理方法
冷蔵・冷凍どちらでも、なめこの調理方法にはコツがあります。
- 加熱するときは水から入れる
- 弱火で沸騰させる
- ぬめりに栄養成分が含まれているので、落としすぎないようにする
- 旨みや栄養が染み出した汁ごと食べられる料理がおすすめ
冷蔵庫で保存するよりも冷凍するほうが旨みが出やすいので、「旨みを存分に味わいたい鍋物などのときは冷凍する」など、食べ方によって保存方法を選ぶのも良いですね♪
まとめ
なめこの賞味期限を調査して、美味しく食べ切れる方法をご紹介してきました。
ポイントをまとめてみます!
- 生なめこには賞味期限が書かれていないことがあるが3日~1週間が一般的
- 塩蔵や缶詰の商品は未開封&保存方法を守れば長期保存可能
- なめこ料理はすぐに食べるのが美味しい
- 醤油煮は10日間日持ちしてどんな料理にでも合うので便利
- 腐ると異臭と見た目の変化でわかりやすい
- なめこは常温保存できない。冷蔵庫か冷凍で保存する
なめこはあまり長く保存できないので、賞味期限がわからなくても早めに使い切るのがいいですね。
買ってきたら常温に放置せず、温度の低いチルド室か冷凍で保存しましょう。
レシピのバリエーションが少ないように感じるなめこですが、他のキノコ類と比べると強く主張しない味なので、今回知った醤油煮も活用しながら楽しんでいきたいと思います。
冒頭でもお話ししたように、なめこを腐らせてしまったところから、改めてなめこに関する疑問を調査してきました。
皆様も保存方法や調理方法など、意外と知らなかった情報があったら、これからも参考にしながらなめこ料理をしてみて下さい!
不要な外出を控えることが求められるなか、食材の宅配サービスを利用する人が急速に増えています。
当サイトで紹介していたOisix のお試しセットの新規受付は一時休止している状況でしたが
最近、サービスが再開されたようです。
食材の宅配サービスが良いのは、
・献立を考える時間が節約できる
・安全性がしっかりしている
・子育て中でも時間指定して配達
・濃厚で美味しい食材が豊富
・スマホ1つで生活に合わせて注文
とはいえ、デメリットもあります。
・有機野菜なのでスーパーより高額
・セット販売で野菜が選べないときも
・ゼロから献立を考えたいなら不向き
それでも、
短時間で美味しい食事を家族に食べさせてあげられる宅配サービスはおすすめです☆
編集部おすすめの食材宅配サービス3選
↓ ↓ ↓
圧倒的な人気No.1 (利用者270万人突破)
→オイシックス お試しセットはこちら
注文後に収穫!旬の有機野菜を自宅まで
→無農薬野菜のミレーの詳細はこちら
味が濃いと評判の旬の食材がたっぷり
→大地宅配 お試し野菜セットはこちら


