※以下の記事はリアルな「先輩社員の声」となります。是非ご参考にしてください。
新入社員は入社後6か月が最初の勝負の時と言われます。
これは社内の先輩達が
「今年の新入社員はどんな人が入って来たのだろう」
とそれなりに関心を持っており、見習い実習の教育期間を通して、
新入社員を外見・内面をそれとなく見ているのです。
よく「言葉が人間性を表す」と言いますが、正に言いえて妙です。
「言葉遣いなんて仕事に関係ない」
と思っている新入社員がいたら社内での評価は低くなるとともに、
会社は協同・協調を重視しますので“お荷物”になりかねません。
新入社員にとりまして全ての社員が先輩です。
先輩には敬語を使ってコミュニケーションをとることが求められます。
先輩社員として昔は皆さんと同じように新入社員だったことを想い出し、
後輩の皆さんにこんな挨拶をしたらもっと良かったのにと反省を込めて伝えたいと思います。
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敬語を適切に使って自己PRを!
ところで敬語には3種類あるのをご存知でしょうか。
丁寧に表現する「丁寧語」で、
“書く”を“書きます”、
“ある”を“あります”など語尾を丁寧に締めくくって相手に敬意を表します。
次は「謙譲語」で自分や自分の行為を低く表現して相手を持ち上げたり、立てたりする敬語です。
“言う”は“申し上げる” 、
”食べる” は ”いただく” 、
“行く”は“伺う”と表現します。
最後に相手を敬う・立てる「尊敬語」で、
“言う”は“おっしゃる”、
“ある”は“ございます”と表現します。
これらは立場の違いで使い分けるのが常識です。
敬語が苦手で会社のひいては社会との人間関係を
うまく築けなくなったら大損です。
利用頻度の高い「いる」、「聞く」、「見る」、「行く」、「来る」について尊敬語と謙譲語の2種類をしっかり覚えて下さい。
(答え:入らっしゃる、おります;お聞きになる、伺う;ご覧になる、拝見する;いらっしゃる、参る;みえる、伺う)
新入社員の挨拶文・スピーチの構成と要点
新入社員の文章の構成は奇をてらわず、
①自己紹介、
②入社を喜ぶ気持ち、
③会社生活の抱負(会社への貢献と・自身の成長を入れる)、
④支援や指導をお願いする を基本とします。
そこに若々しいフレッシュさを入れ、
新人なのであくまでも謙虚な気持ちを出し、決意と自覚を力強く語ることです。
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新入社員の挨拶の時の話し方
さて新入社員は初めの頃は、「先輩社員への挨拶・自己紹介」が一つの仕事と言っても過言ではありません。
先輩と話す際は、
①顔を固くしないで
(私は話す前に 必ず人の居ないところで口を水平にし、アウアウと30回口を動かし頬の筋肉をほぐし滑舌を促します)、
②落ち着いた口調でゆっくり大きめの声で
(一般に新入社員は人前で話すことに慣れていませんので、上がってしまいがちです。 意識して自分を落ち着かせる為、出だしをゆっくりと話しましょう)、
③話し方に抑揚をつけて
(自己紹介の時などは聴衆が飽きて印象に残らないことを避けます)、
④人の顔を見て
(下向きで話すのはNG) がポイントになります。
(この様なスピーチをスムーズに行うには、私の経験では初め最低10回は人のいないところで練習したものです。そうすれば上がってしまっても言葉が繋がって来るものです。)
ライター:sige G