レモンを食べ過ぎると腹痛・胃痛などの原因になる?1日の適量は

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料理・食材

【監修者:管理栄養士 南寿華】

爽やかな香りと酸っぱさが魅力的なレモンですが、食べ過ぎると胃痛や腹痛などの症状が現れる場合があります。

この原因と考えられるのは、豊富に含まれているクエン酸やビタミンCで、本来は体に悪い成分ではありません。

レモン 食べ過ぎ

せっかく食べるならレモンの良さを引き出せる効果的な食べ方や、食べ過ぎにならないを知っておきたいですよね。

そこでレモンについて調べましたので、以下のような項目にまとめて紹介します♪

レモンは果汁や果肉だけでなく、マーマレードやレモンピールとしてを食べる場合もありますよね。

この記事をお読みいただくと、皮や果汁の食べ過ぎが体にどのような影響を及ぼすのか、どの程度が適量なのかがわかります。

レモンを毎日食べたいくらい好きな方にも、時々だけど一度にたくさん食べたい方にも、参考にしていただけるはずです。

まずはレモンの食べ過ぎで起こりかねない体調のトラブルから解説しますね!
 

記事監修者・管理栄養士・南寿華先生記事監修・南寿華先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士製菓衛生師食育インストラクター/ 管理栄養士養成学校を修了後、委託給食会社で病院給食に3年携わり従業員100名ほどの事業所で副店長を勤める。その後、障害者施設の栄養管理に従事。「食べる楽しみと幸せ」を大切にして、健康に繋がる食の提案をしながら記事執筆や監修に携わる。料理やソフトテニスが趣味。

   

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レモンを食べ過ぎると体に悪い?腹痛・胃痛などの原因にも

レモンを食べ過ぎると腹痛や胃痛などの症状が現れる場合があるのは、クエン酸やビタミンCの影響が考えられます。

本来は体に悪い成分ではありませんが、なぜ体調トラブルを引き起こすのか、実際の体験談を交えながら解説しますね。

クエン酸により胃酸過多となり、胃痛や腹痛の原因に

レモンを食べ過ぎたり、空腹時に慌てて食べたりすると、クエン酸が原因で胃痛や腹痛が起こる場合があります。

レモン 食べ過ぎ 胃痛

すっぱさ成分であるクエン酸の大きな働きのひとつが、胃酸の分泌を増やすことです。(※1)

胃酸は強い酸性で消化吸収を促すなどのメリットがありますが、分泌されすぎて胃壁を溶かす胃酸過多の状態になる恐れがあります。

胃酸過多になると胃に負担がかかり、次のような症状が出る可能性があります。(※2)

胃酸過多によって起こる症状例
  • 胃痛(腹痛)
  • 胃もたれ
  • 胸やけ
  • げっぷが出る
  • 胃酸の逆流

このような思いをした方もおられます。

絶叫するほど胃が痛いなんて…つらそうですね。

この方の胃痛の原因がクエン酸によるものかどうかは定かではありませんが、関係があるのかもしれません。

クエン酸と同じようにレモンと聞いてイメージされやすいビタミンCも、摂りすぎると体に悪い影響を及ぼしかねないので注意が必要ですよ!

ビタミンCの過剰摂取で吐き気や下痢・腎臓結石のリスクも

レモンに多く含まれるビタミンCは水溶性で余剰分は尿中に排出されるため、過剰症の心配はあまりないと言われています。

しかし、過剰摂取で吐き気や下痢、腹痛などの消化器症状を訴える例があるようです。(※3)

レモンのしぼり汁を入れたレモン水を飲んで、下痢症状を起こす方もいます。

健康のための習慣が悪影響になるのは残念ですね。

なお、ビタミンCの過剰摂取で腎結石の原因になるシュウ酸や尿酸を増加させる可能性も指摘されていますが、相反する研究も明らかになっているため関連性は明らかになっていません

管理栄養士 南寿華
管理栄養士
南寿華

体調に不安がある人は、自分の体調をよく理解して注意しなければなりませんね。心配な方はかかりつけ医に相談することをおすすめします。

レモンをマーマレードなどにして食べる場合には、皮のリスクについても知っておくことが大切です。

レモンピールなど皮を食べる場合は残留農薬にも注意!

レモンピールなどで皮を食べる場合は、残留農薬が付着している可能性があるので注意が必要です。

レモン 食べ過ぎ 農薬

特に外国産は輸送中のカビ発生を防ぐため、多くの場合収穫後にポストハーベスト農薬と呼ばれる防カビ剤が散布されています。(※4)

とはいえ国内で販売される時には国の基準をクリアしていますし、少し食べたからと言ってすぐに体に大きな影響を与えるとは限りません。(※5)

心配し過ぎも良くないかもしれませんが、レモンを皮ごと食べたいときには食べ過ぎないように注意し、食品表示もチェックしましょう。

また過去にはレモン果汁を使ったポッカレモンでも、防カビ剤が関係するトラブルがありました。

ポッカレモンは体に悪い!?過去に防カビ剤混入事例も

過去に起こった自主回収問題の影響で、ポッカレモンは体に悪いと思っている人もいるようです。

商品に「原料のレモンには防カビ剤は使っていない」と表示していたのに、実は微量だけ含まれていたことがわかり、自主回収に至った経緯があります。(※6)

当時は消費者への発表が遅れたことが問題視されたようですが、この件での健康被害は報告されていませんし、回収・返金などの対応もきちんとおこなわれました。

現在、商品の原材料名には「レモン果汁、香料」と記載されていますよ。

便利なポッカレモンですから、活用していきたいですね。

農薬のように後から付着するものではなく、レモンに含まれるクエン酸などが原因で、もっと身近な口の中のトラブルにつながる可能性もあります。

舌がピリピリする、歯が溶けるなど口の中のトラブルも

レモンを食べると舌や歯に異常を感じる場合があります。

それぞれの原因を説明しますね。

「舌がかゆい・ピリピリする」は果物アレルギーの可能性あり

果物を食べて、舌や唇がかゆい・痛いなどの異常を感じるのは果物アレルギーの可能性があり、レモンでも起こりえます。(※7)

管理栄養士 南寿華
管理栄養士
南寿華
花粉症の症状がある人は果物アレルギーを発症しやすいことが研究でわかっています。花粉症で果物を食べると異変が起こる人は、特に注意が必要です。

果物アレルギーの場合、原因のたんぱく質が消化されることがほとんどなので、症状は口の中だけでおさまることが多いです。

レモン 食べ過ぎ アレルギー

しかし時にはじんましんや下痢などの症状、さらに重篤な場合はアナフィラキシーショックを起こして命にかかわる恐れもあります。

症状がひどいと感じた時は食べるのをやめ、医療機関を受診してくださいね!

レモンの酸性で歯が溶けるかも

レモンの食べ過ぎで口の中が酸性になると、酸によって歯が溶ける酸蝕症(さんしょくしょう)が起きる可能性があります。(※8)

通常口の中の酸性度はph6.5~7の中性に保たれていますが、ph5.5以下になると歯の表面のエナメル質がくずれて、歯の成分であるリン酸カルシウムが溶けだしてしまうのです。

レモン果汁はph2.1程度と非常に強い酸性で、酸蝕症のリスクが十分にあります。

レモン 食べ過ぎ 歯が溶ける

ゆっくり進行して大人になってから現れる症状と考えられてきましたが、食生活の変容で子どもでも発生しているようです。

管理栄養士 南寿華
管理栄養士
南寿華

基本の水分補給をすべてレモン水で…のような極端なことは避けたほうがよさそうですね。

レモンの食べ過ぎによるデメリットはありますが、ビタミンCやクエン酸には良いイメージもありますし、そもそもどのくらいの量で食べ過ぎになるのかがわかりませんよね。

そこで1日の適量や、栄養成分による良い影響についても調べました!

レモンの食べ過ぎにならない1日の適量と栄養やメリット

レモンの食べ過ぎで腹痛や胃痛を起こさないようにするには、1日に1個程度が適量だと考えられます。

レモン 適量

体調に悪い影響を及ぼす可能性があるクエン酸・ビタミンCがレモンにどれくらい含まれているか、1日の摂取量の目安を表にまとめますね。

クエン酸 ビタミンC
1日の摂取目安量 10~15g
(※9)
100mg
(※10)
レモン100g
あたりの含有量
6g
(果汁100gあたり)
(※11)
100mg
(※12)
果汁
50mg
果皮
50mg
摂取上限量に相当する
レモンの量
果汁160~250g
(5~8個)
100g
(1~1.5個)
※クエン酸の摂取目安量は疲労回復に必要とされる量を参考
※ビタミンCは15歳以上の摂取推奨量を参考
※レモン1個は100g、果汁は約30%とする

クエン酸やビタミンCは他の食材からも摂取していることを加味すれば、1日で食べ過ぎにならないレモンの量は1個程度と考えると良いでしょう。

レモン 適量

レモン丸ごと1個を毎日食べるのはあまり現実的でないように感じますが、クエン酸やビタミンCが入ったサプリメントなどを使っている人は、過剰摂取にならないように注意してくださいね。

1日に食べられるレモンの量は1個程度だとわかりましたが、この量を守ればどのような効果が期待できるのでしょうか?

レモンの果汁や皮に含まれる栄養成分とその効能とは

摂り過ぎるとトラブルの原因となるクエン酸やビタミンCですが、適量を守れば体にいい効果が期待できます。

他にも栄養成分が含まれていますので、果汁と皮部分に分けて紹介します。

栄養成分とはたらき
多く含まれる部分 栄養成分 期待できる効果・効能
果汁や果実

クエン酸
(※13)
・乳酸を分解して疲労を回復する
・ミネラルやビタミンの吸収を促す
・血液の酸化を抑える
・新陳代謝を促す(美肌効果)
血液をサラサラにし、高血圧を防ぐ
ビタミンC
(※14)
・免疫力を高める
・鉄の吸収を促す
コラーゲンの生成を促す
・酵素の働きを促進する
肝臓の解毒作用を助ける


ヘスペリジン
(※15)
・毛細血管の強化
・血中コレステロールの低下
・抗アレルギー作用
リモネン
(※16)
・香りによるリラックス効果
・交感神経を刺激する
・覚醒効果や免疫機能の向上

レモンには体に良い効果がたくさんあることがわかりますね。

ちなみにレモンは、「妊娠中のつわりがつらい時でも飲める」と心のよりどころにされる妊婦さんも多くいらっしゃいます。

レモンに含まれるビタミンCには、妊娠中に不足しがちな鉄分の吸収を促す働きもありますし、こちらで紹介した1日の適量は妊娠中でも変わりません。

1日の適量には注意しながら、上手に頼ってつわりを乗り越えてくださいね!

レモンは適量を守れば体の調子を整えてくれるなど、メリットがたくさんあるとわかりました。

それではその効果をさらに効率よく得るために、何かできることはあるのでしょうか?

レモンの栄養や体にいい働きをひきだす効果的な食べ方

レモンを食べる時には、体にいい働きをうまく生かすためにできる工夫や、悪影響が出ないように注意するべきことがいくつかあります。

摂り過ぎるとトラブルの原因になるとして、適量を紹介したビタミンCやクエン酸は、どちらも水溶性の成分です。

レモン 食べ方

ただし、ビタミンCは熱に弱いのに対してクエン酸は熱にも強い特徴があります。

ビタミンCは果実にも皮にも含まれますが、栄養成分の効能で紹介したヘスペリジンやリモネンは皮に多く含まれています。

これらのことと、それぞれの栄養成分のもつ効能を合わせて考えると、次のような摂取方法がおすすめです!

  • 皮ごとジャムやはちみつ漬けにしてすべて食べる
  • ビタミンCを摂りたいときはあまり過熱しない
  • 飲酒の際に一緒に摂る
    →ビタミンCが肝臓の働きを助ける
  • 油ものを食べる際に一緒に摂る
    →ヘスピリジンがコレステロール値上昇を防ぐ
  • コラーゲンを含む鶏肉や魚と一緒に摂る
    →ビタミンCがコラーゲン生成を促す

せっかくの効果を無駄にしないように、上手に活用したいですね♪

そのためにも皮ごと食べるのがおすすめなのですが、皮にはリスクもありますので次のような注意が必要です!

レモンを皮ごと食べる時の注意点

レモンと体のトラブルの関係の章でも解説した通り、レモンの皮には残留農薬が付着している可能性があります。

そのため、皮ごと使いたいときには国産の無農薬レモンを使うことをおすすめします。

国産の無農薬レモンは外国産と比較すると少し高級かもしれませんが、皮を使う時には少し奮発するなど、用途によって使い分けましょう!

結論|レモンは食べ過ぎに注意して適量を守ろう

レモンには体にいい成分がたくさん含まれていますが、食べ過ぎると逆効果で体調不良の原因になるとわかりました。

特に胃への負担が大きいため、もともと胃腸が弱い方などは特に注意が必要です。

一気に効果を得ようと大量に摂取するのではなく、毎日適量を守って継続すると良いのではないでしょうか♪

リモネンの爽やかさで気持ちをリラックスさせ、クエン酸で疲れを取りながら食欲を増進し、しっかり食べた栄養分の吸収をビタミンCやクエン酸で促進…。

一石二鳥も三鳥も期待できますね!おいしく食べて健康も手に入れましょう♪

 

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